クラリネットのリードはダンチクという植物からできている。ダンチクはヨシに似ているが大きさが全く異なり、ヨシよりもはるかに大きい。高さは2-4メートルにもなる。茎も太く、竹のようになる。亜熱帯を中心に生息し、日本の関東南部以西、中国南部、東南アジア、インド、地中海沿岸で生息している。また、世界の侵略的外来種ワースト100に認定されている。茎には二酸化ケイ素を含んでおり、頑丈で柔軟性に富む。そのため、オーボエやクラリネットなどの木管楽器のリード部分の素材によく用いられる。そのほか、釣り竿や杖を作る時にも使用された。古代のエジプトにおいては、死人の埋葬の際、ダンチクの葉でしたいをおおう慣習があったという。紀伊半島では、サバのなれ鮨を作る時にそれを包むのに使われる。近年においては、バイオ燃料としての注目が高くなっている。こうしてみると、ダンチクは多くのものに使われており、汎用性が高いことがうかがえる。そもそもダンチクのことはあまり知らなかったが、様々な場面で使われていることが分かった。